2011年10月31日月曜日

ケンタ・秋吉、ともに2年連続で全日本チャンピオンに輝く!!!


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2011全日本ロードレース選手権 最終戦 MFJ-GP 
10月30日(日) 決勝レース
天候:曇りのち雨 コース:ウエット
三重 鈴鹿サーキット(1周5.821km)
観客:21,000人(土・日)
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今日は朝から曇り空で、JSB1000のRACE1開始直前に雨粒が落ちはじめた後は終日雨模様となった。

◆◆◆◆J-GP3◆◆◆◆(13:00〜10周)
骨折から3日目の右足の状況は変わらないが、今朝の練習走行でも予選とは違う種類のタイヤを試すなど、できる限りのトライを続けて決勝に臨んだ。



しかしJSB1000クラス開始直前に降り出した雨は降り続き、これまでのドライセッティングは一旦ご破算に。このウィークを通してレインコンディションで走行する機会がなかったため、急遽セットアップした雨仕様で5分間のフリー走行、10周に短縮されたレースに臨んだ。
雨があまり得意ではないケンタは、そぼ降る雨にチャンピオンシップ獲得がより困難になったと感じていたが、このフリー走行で雨の鈴鹿サンデーレースで速さを見せていた渥美とかわらぬペースで走れたことで、うまくやれるのではないかという感触を得ていたようだ。
路面温度18度、ピット内の気温20度でレースが開始されると、我々にとって嬉しい誤算がコース上で繰り広げられていった。1コーナーにトップで飛び込んだケンタが経験豊富な2番手の仲城を1秒以上上回るハイペースで引き離してトップを独走していったのだ!!
2周目は何と3秒近く速いタイムでその差を4秒とすると、その後も後続との差を拡げていった! 一方ランキングトップの徳留は1周目の3位から、2周目4位、3周目6位と順位を落としていた。
もちろん他を圧倒するハイペースの走りはそれだけ転倒のリスクをはらんでおり、毎周後続の選手が転倒する状況下では予断は許されなかった。
4周目に8秒以上のリードを築いたケンタが徐々に増した足の痛みによってペースを落とさざるを得ない状況となった5周目、ケンタや2位の仲城を上回るペースで後方から追い上げてきたのが山本剛大だった。スプーンの2つ目で仲城を捕らえると、ケンタより3秒近く速いタイムでその差をどんどん削り取ってきたのだ。
仲城も一旦は2番手を奪い返したが6周目には完全に山本が先行、ケンタとの差を5秒まで縮めた。8周目のヘアピン立ち上がりで山本に先行されたケンタはしばらくペースを上げて山本に追従したが、チャンピオン争いの直接の相手の徳留のポジションと自身の足の状況、そして増してきた雨量を冷静に判断し、山本を先行させてポジションをキープしてマシンをゴールまで確実に運ぶことを選択した。
冷静な走りできっちり2位表彰台を獲得したケンタは、昨年のGP-MONOに引き続き今年も全日本タイトルを獲得することができた!!坂田監督はじめスタッフの目頭を熱くさせるシーズンの幕切れであった。
苦手意識のあった雨のレースで表彰台を獲得する走りができたことは、来年からの世界選手権挑戦にむけてケンタの自信にもつながった。どうか来シーズンのケンタの新たな挑戦にご注目いただきたい。



◆◆◆◆JSB1000◆◆◆◆(RACE1 11:45〜 15周、RACE2 15:55〜 12周)
今朝の練習走行では昨日のQ3で使用した種類のタイヤに合わせて更にセットアップを進めてレースに臨んだ。
RACE1のグリッドにマシンが並びはじめるころ雨がぱらつきだし、フロントのウインドスクリーンにも雨粒が確認できるようになってきた。ウォームアップラップ開始1分前にマシンのエンジンを始動しスタッフが退去したその時、レースの延期が告げられた。急遽5分間のフリー走行が設定され、レースがおこなわれることとなった。
最初の1コーナーを制してトップに立ったのは加賀山だったが、程なくして1周目のヘアピン進入で先行した秋吉がレースをリード、その後はぐいぐいと後続との差を拡げていった!!
序盤は降り始めた直後ということもあり、全くのフルウェットでもなく、かといって走行ラインが乾いていくわけでもないといった難しい状況であった。
急に降りだした雨に見舞われたためその後の雨量や路面の水量がわからぬまま、また、セットアップもライダーとクルーの経験頼みでレースに臨んでおり、雨は降り続いていたが路面を覆った雨の量はそれほど多くなく、選択したレインタイヤがこの状況にぴったりマッチしていたわけではなかった。その後9周目には2位に約10秒のギャップを築きあげ、これまでの様々な経験から雨での走行に自信を持つ秋吉とはいえ、雨の中を最高速約290kmでライディングするのは容易なことではなかった。
その後は10周目に2番手に浮上してきた中須賀が秋吉を上回るペースでギャップを少しずつ削り取ってきたが、秋吉も懸命のライディングでマシンをゴールまで運び、鈴鹿での連勝記録をまた一つ塗り替えた!!
ランキング2位の高橋が5位となったため、最終レースを待たずして秋吉の2年連続のチャンピオンシップ獲得が決定した!!!

12周に短縮されたRACE2開始時点での路面温度は17度、ピット内の気温は18度であった。RACE1のデータをもとに、大きな変更は加えず微調整のみで2番グリッドからRACE2に臨んだ秋吉は、まずは加賀山に追従した後、コース後半の200Rでトップに立つと、RACE1同様そのまま後続との差を拡げにかかった。直後に後続の中須賀がスプーン2つ目の進入で転倒を喫するような状況下で貪欲に勝利を目指した手加減無しの全開走行だった!!
雨は小降りになったが路面の雨量はRACE1より多かったようで、我々が装着したタイヤはRACE2の状況にマッチしていたこともあり、2周目には早くも2秒のギャップを築くと周回ごとにその差を拡げ、4周目には雨中で2分18秒523の最速ラップを記録するなど、終わってみれば2位の加賀山に15秒以上の大差をつける圧勝で、鈴鹿での連勝記録を更に伸ばすことができた。


「二人のライダーが共に全日本チャンピオンを獲得することができ、今シーズンを締めくくるのにふさわしいレースをすることができました。皆様ありがとうございました。(藤井)」
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今シーズンのサポートありがとうございました。改めて御礼申し上げます。


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2011年10月28日金曜日

やりがい

皆さん、横綱朝青龍は嫌いでしょうか?


私は大好きです。


あの生意気なところが良い!


そして強い。


それで良いのではないでしょうか。


正月にモンゴルでも何処でも帰れば良いと思う。


何が悪いのだろうか。





昨日かな?TVニュースを観ていて


横綱審査会のおばさんが何か語っていたが


あんな妖怪ばばあみたいなのが問題ではないだろうか。


元北の湖もよく一緒にやっているよ(笑い)


元々彼だって悪さを売りに出していた横綱ではないか。


文句なしに強いヒーローが今の日本には必要なんだ!


綺麗事ではなく


本物の強さを持ったライダーを育成したい。





TSRがチームとして強くなる事には限界がある。


限界を超える為にはメーカにならねば極めることはできない。


たとえば新型CBR1000を開発したいがレース用電気が無いので


エンジンさえ回せない、ホンダや他のメーカ達は昨年の夏以降から走行テストを


繰り返し開発テストを進めている。


我々はタンクカバーの制作が出来たぐらいで


明日からRLケースカバーを


作るような状態だ(笑い)


決してひがんでいるのではないので誤解しないように!


事実だ。


これが我々の実力で、メーカーとの差は天と地ほどもある。


だから面白い!!


相手にとって不足はない。


笑うしかないような状態だからやりがいがある。





しかし、何時かは我々が元になる!


何も言い訳が出来ないように元であるメーカーとなり


自分達が作ったバイクで戦いたい。


しかし、この道のりは永い。


その間に我々の役目としてライダーやメカニックを育成して

世に送り出していく。

TSRスクールだ。


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2011年10月27日木曜日

男冥利

温故知新の観点から過去のブログをご紹介します。
投稿日時:2007/12/23 00:55:01 投稿者:【藤井正和】


スクールの皆さんと忘年会だった。

TSRに集まっていただき

先ほどまで騒いでいた。

夕方6時から始めていたので

6時間は経過しただろうか(笑い)

よく飲んだね!

藤井家にあった酒を沢山持ってきたが

殆ど売り切れた。

来年もやりたい!!


嬉しいことがあったぞ!
閉鎖してしまった町田店のお客さんたちが

東の地で同時刻に忘年会を開いていた

そこで私に電話をしてくれ懐かしい声をかけてくれたんだ。

「また会いたい」「一緒に走りましょう」「一緒に飲もう」

男冥利につきる!

レース、バイクをやってよかった。

これからもTSRはバイク一筋!

ドンドン行くよ。


写真はTSRで開いた忘年会
山下が撮った写真だが下手だね(笑い)
開いた口がふさがらないぐらいド下手だ!
これしかないので雰囲気だけを伝える意味で勘弁して下さい。

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2011年10月26日水曜日

暖かいね

今サーキットの風呂から帰ってきたら

外気温は6度もある。

昨日は北イタリアにいた。

写真を観てわかるように寒かった。


朝向かえに来てくれた車の外気温はマイナス4度

ミラノリナーテ空港で0度

昨夜は一晩中暖炉に薪をくべて寝た。

田舎の農家のような民宿へ泊まるので

近代的な暖房設備は当然ない。

勿論電話もない。

メール通信も出来ない。

ここまで来ると最高に気分が良いね!

人間を駄目にしているのは特に電話やTVじゃないかな。




70歳のおばあちゃんがパンを創りパスタを創りワインまで自家製だそうだ。

その婆さまが給仕までしてくれる。

部屋に薪を運んで火をおこしてくれたのも婆さまだった。

何もないから会話が弾む。

人の温かさが何もかも忘れさせてくれるようだった。




しかし名古屋セントレア空港でメール確認をしたら

250件越えていたので見るのを止めたよ(笑い)

鈴鹿に着いたら12度もあった。

日本は暖かい!

これが普通だと思うからおかしくなるのではないだろうか。

イギリスにも少しだけ寄ったが

相変わらず昼なのか夜なのかわからない天候で

当然のことのように、お天道様は拝めなかった。







2008年世界耐久選手権にX1チームと

コラボレーションするかもしれない。

今年スペインへ(アルバセテ6時間耐久)行ったことが

結果として効いている。

鈴鹿8耐翌日には企画書を持って彼らはTSRにやってきた。

我々に興味があるらしい。

私は元々耐久レースが嫌いではなく

何時かはルマン24時間、パリダカールラリーをやりたいと思っている。

レース部長松山に検討するように伝えた。




写真は Artioli さん

偉大な実業家である。

詳しくは言えないが新しい電気自動車を販売される。

爆発的に売れるのではないだろうか。

TSRは日本第五のメーカーになるビジョンをもっており、
その計画に一歩近づいた。







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2011年10月25日火曜日

ケンタはJ-GP3で自己最高グリッド、GP-MONOでは2位表彰台獲得!! 秋吉はQ2までトップをキープも、Q3でスリップダウン!


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2011全日本ロードレース選手権 第7戦 岡山
10月8日(土) 公式予選/GP-MONO決勝
天候:晴れ  コース:ドライ
岡山国際サーキット(1周3.703km)
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朝は肌寒かったものの、今日は秋晴れの好天に恵まれた。

◆◆◆◆GP-MONO◆◆◆◆(予選8:00~25、決勝15:40~12周)
先月のテストでは1分40秒台のタイムを記録してレースウイークを迎えた。金曜の練習ではフロントにソフトコンパウンド、リアにハードコンパウンドのタイヤを装着して走行したが、路面温度が低かったこともあり思ったようなグリップが得られなかった。
今朝のセッション開始時のピット内の気温は約14度、路面温度は日陰となっていたピット周辺で約18度であったため、前後にソフトコンパウンドの新品タイヤを装着してセッションに臨んだ。
40秒799までペースを上げて長島に次ぐ2番手につけたケンタは、ピットストップを挟んで40秒338を記録して2番手をキープしたが、その頃長島は、ケンタの持つコースレコードを塗り替える39秒058を記録して首位を守っており、最終周に40秒124までタイムを削ったケンタとの差は約1秒であった。
その後気温が上昇したこともあり、タイヤ選択がカギとなったが、我々はフロントにはソフトコンパウンドを、リアにはこれまでデータを蓄積してきたハードコンパウンドを選択した。決勝前におこなわれたST600クラスの予選の中断により5分遅れでレースが開始されると、2番グリッドのケンタ以上の好スタートを切った3番グリッドの小室が1コーナーまでに先行した。
1周目を3番手で終えたケンタが2周目の1コーナーでイン側から仕掛けるも、小室もアウトからかぶせて順位を守った。しかし、裏ストレートエンドのヘアピンでインに入ったケンタが2位を奪取!! しかし、この周40秒295のケンタに対してトップの長島は39秒595と、予選での優位そのままに後続を引き離しにかかった。
その後も長島は39秒台のペースを維持し、40秒台で走行したケンタとの差を拡げていった。逆に5周目には先程のヘアピンで小室がインに入り2位に浮上、2人が40秒台で2位争いを展開する間に長島は39秒台で逃げていった。ソフトコンパウンドのリアタイヤを装着した小室に対し、ハードコンパウンドを装着したケンタは厳しい戦いを強いられていた。
しかしケンタも意地を見せ、残り3周となった10周目にペースを上げ、ただ1人予選タイムを上回る39秒台で走行すると、11周目の1コーナーで小室を捉えて2番手を奪い返し、最終ラップも39秒台のペースで小室を振り切って2位表彰台を獲得した!!

◆◆◆◆J-GP3◆◆◆◆(9:35~10:10)
先月のテスト1日目は台風に見舞われ、ドライで走れた2日目には1分38秒0を記録している。テスト時の仕様で金曜の練習走行を開始したが、午後はマシンにトラブルが出て満足なセットアップがおこなえなかった。走行後ミッションやリアサスペンションを交換したうえ、日が変わってもミーティングを続け、今朝の予選に臨んだ。
予選開始時のピット内の気温は約18度と、GP-MONOのセッション時よりは上昇したもののまだ肌寒く、路面温度は約18度であった。
前後に新品タイヤを装着し、3周目に1分39秒085を記録して3番手につけた頃、トップの仲城は37秒853を記録していた。その後11周目に38秒948までペースを上げて5番手となった時点では仲城のタイムを上回るものはおらず、2番手以降には大久保、渡辺、山田がつけていた。
翌周ピットに戻ってリアタイアを新品に交換した頃には残り時間は約10分。14周目には38秒413までタイムを詰めたが順位は変わらず、逆にやや前方を走行していた仲城が37秒778にタイムを更新してトップをキープしていた。翌周更にタイムを削ったケンタは38秒150で3番手となり、更に38秒069までタイムを詰めた。
最終周はタイム更新はならず、逆に渡辺が37秒811を記録して2番手に浮上したため、ケンタは2列目4番手からレースに臨むこととなったが、これはこのクラスでの自己最高グリッドであり、トップの仲城との差も約0.2秒まで短縮することができた。









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2011年10月24日月曜日

悲劇のマレーシアGP




マレーシアGPでデアンジェリスが予選11位からスタートし4位となった。




後2周で3位に追いつく勢いであったが転倒アクシデントがあり赤旗中断となった。規定により、そのまま終了となった。今回の結果でランキング争いも3位のイアンノーネに2ポイント差まで迫り最終戦バレンシア(11月6日)が決戦となる。








この後行われたモトGPで悲劇が起こった。マルコ.シモンチェリが帰らぬ人となってしまった。24歳だそうだ。ピットでレースを見守っていた御両親が抱き合って震えている姿が頭から離れていかない。どうぞ安らかに眠ってください。そして御家族の皆様関係者の皆様一刻も早く元気になってください。来年は我々も行きます!








写真は来年からケンタのチームとなるCIPのモト2チーム












投稿:藤井正和 2011/10/23/ 22:04







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2011年10月21日金曜日

ケンタは徳留とのバトルの末、3位表彰台獲得!! 秋吉は2戦連続で2位表彰台フィニッシュ!


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2011全日本ロードレース選手権 第7戦 岡山
10月9日(日)
天候:晴れ コース:ドライ
岡山国際サーキット(1周3.703km)
観客数:9,500人(土・日)
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今日も秋晴れの下スケジュールが進行した。

◆◆◆◆J-GP3◆◆◆◆(10:05~15周)
好スタートを切ったケンタは、1コーナーではグリッド順と同じ4番手となるも、裏ストレートで仲城、大久保に続く3番手に浮上した。2周目には一旦徳留にかわされるも、裏ストレートで3位を奪い返し、4ストロークエンジンのケンタと2ストロークエンジンの徳留が、それぞれの特性の違いによって目まぐるしく順位を入れ替えながら3位争いを繰り広げていった。徳留が先行すると、走行ラインの違いもあり、抜き返すのは至難の技だった。トップの仲城はそれを尻目にハイペースで逃げにかかった。
ケンタは4周目には予選タイムを上回る37秒台にペースをあげ、5周目にはペースを落とした2位の大久保をパスすると、メインストレートで徳留もかわして2位に浮上した!! しかしこの時点でトップの仲城との差は2.8秒となっていた。
6周目には徳留が先行し、7周目には裏ストレートで一旦挽回するも続くヘアピン進入で再び3位となり、トップの仲城と2番手徳留との差は3.8秒まで拡がった。
9周目にケンタが2番手を奪い返した時点でトップの仲城との差は4.6秒。10周目に徳留がケンタの前に出ると、仲城も若干ペースを落とし、その後はその差は縮まっていった。
11周目以降は上位3台の中では唯一37秒台をキープしながら徳留に迫ったケンタは、13周目を終えようとするストレートで2位に浮上したが、すぐに徳留が逆転、この周は徳留も37秒台にペースを戻した。
最終ラップには裏ストレートで並びかけたケンタだったが、先行するには至らず悔しい表彰式となった。
これでランキングトップの徳留とは2ポイント差の2位となったケンタが、チャンピオンシップを懸けて最終戦に臨むこととなった。


◆◆◆◆JSB1000◆◆◆◆(15:35~20周)
深夜に及ぶスタッフの修復作業の甲斐あって、今朝の練習走行ではメインマシンで走行し、状況を確認することができた。
レース時のピット内の気温は約24度、路面温度は約35度。秋吉はスタート後の1コーナーまでに4番手、裏ストレート後のヘアピンで3番手と順位をあげ、2周目以降は1分29秒台のペースでレースが進行していった。
2周目の裏ストレート後のヘアピンで前の中須賀が柳川をかわしてトップに立つと、翌周には秋吉も同じ場所で2番手に浮上、このレース中の最速タイムとなる29秒092を記録して中須賀との0.3秒の差を詰めていった。
7周目の同じ場所で秋吉は中須賀のインを差して前に出たが、中須賀もすぐさま抜き返してトップを死守した。9周目には2人の差は0.6秒となり、レースの折り返しとなる10周目には2人のペースは一旦30秒台となったが、11周目には再び29秒台にペースを上げた。
ところが、12周目に中須賀が29秒584で周回したのに対して秋吉は30秒243と、その差が1.3秒に拡がった。翌周には周回遅れの選手が絡み始め、中須賀29秒979に対し秋吉30秒818と、その差は2.1秒に拡がってしまった。この頃秋吉はペースが上げられない状況となったマシンと格闘していたのだ。
その後も、周回遅れの選手を避けるタイミングもあり中須賀との差が徐々に開いていったが、最終ラップには秋吉の懸命のライディングで中須賀との差を若干縮めることができた。
優勝こそ逃したが、ランキング2位の高橋が4位でレースを終えたことで、前戦で一旦縮まった差を再び19ポイントまで拡げることに成功した。

尚、J-GP2クラスではTSR6を駆る小山選手が優勝を飾り、TSR6の全日本選手権初優勝と自身の2007年カタロニアGP以来の優勝を達成している。


※写真はJ-GP2で初優勝したTSR6(小山知良選手)

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「秋吉はチャンピオンに向かって一歩前進しました。ケンタはランキング2位となりましたが、最終戦で勝てばいいのです。最終戦では、悔いの無いよう全力で戦います!!(藤井)」
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全日本選手権最終戦 MFJ-GPは10月29日・30日に三重県・鈴鹿サーキットで開催されます。

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2011年10月19日水曜日

特急券なんだ






温故知新の観点から過去のブログをご紹介します。






投稿日時:2008-01-06 07:10:27 投稿者:【藤井正和】












将来のMoto GP(ロードレース世界選手権 )ライダーを育成し、世界で勝ち続けるために開校したレーシングスクールがTSRレーシングスクールだ。
一言で表現すると新幹線なんだ。
例えば普通電車で目的地に辿り着く方法もあれば、時間を特急券で購入する方法もある。
我々は後者を目指します。
クラブチームであればバイクの搬入に始まり、マシンメンテナンス、
走行と全てをライダーが自分自身で学び、様々な経験を積むという考え方もある。
しかしモータースポーツに長年携わって来た経験値では、
その方法では時間とコストが掛かり過ぎることを知っている。
「最短時間かつローコスト」で世界で勝利を掴み取り、
世界チャンピオンを出し続ける方法として世に問う、
それがTSRレーシングスクールなんだ。




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2011年10月18日火曜日

コースレコード


デアンジエリスがオーストラリアGPで優勝した!TSR6を二年連続でWGPの頂点へ導いてくれた。
FP1(フリー走行一回目)で2位FP2で首位FP3も首位予選ポールポジションとレースウィークを通じて好調をキープしていた。
おめでとう!!デアンジェリス!ルカ始めJIRの皆さん、おめでとうございます。
今年のモト2は現時点でのランキング首位ブラドル、2位のマルケス、3位イアンノーネ、そして4位のデアンジェリアス、この四人が抜け出ている。
マシン別にみるとブラドルのカレックス、マルケスとイアンノーネが乗るシュッター、そしてデアンジェリスTSR6(モトビー)だけが勝利を飾っている。
昨年は10数社のシャーシメーカーが争っていたが今年は減り、来年はさらに絞られるのではないだろうか。
TSRは来年へ向けて新たにモト3を開発していく!
目標は日本GPで優勝すること!

ここまで昨夜書いていた。本日は鈴鹿サーキット西コースのスポーツ走行だった。
ケンタが西のコースレコードを大きく塗り替える1分27秒39を記録した!
手計測ではなくラップモニターだ。何が嬉しいかと言うと、自分たちの手でベストラップを更新した時の瞬間は最高である。
多くの人たちの協力で設定タイムを叩き出した時の喜びは何物にも代えがたい喜びだ!
最終戦へ向けて良い調子で仕上がってきているね。
レースの面白さにマシンづくりがある。
TSRNSF250の車重は茂木で82kgスタートだったが菅生で80kg、岡山では79kgに突入し、鈴鹿では78kgを狙っている。
全日本GP3レースで4サイクルはTSRパーツが全勝している。仲城選手も使っているし、
全日本NSF勢の9割近くはTSRパーツを使用してくれている。

本日もマフラーのテストでノビーの森選手に確認してもらった。ベンチデーターでの良い結果通りだった。
期待してほしい!

写真はバレンシアテストへ向けて送るタイヤの山、最終戦全日本の翌日にはマシンを発送する。



投稿:藤井正和 2011/10/17/ 16:55



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2011年10月17日月曜日

ペンギンパレード



内村選手おめでとう!素晴らしい演技であった。私は体操の事はあまり詳しくないが最後の鉄棒を観ていて内村選手のフィニッシュが完璧に決まった事はわかった!誰よりも完璧でスピードがあり、そしてエレガンスだった。同じことがバイクレースでも言えるのだ。世界の一流選手が走ると、誰が見てもその速さと力強さが、美しさに変わり感動を生み出す。だから誰もがWGPに憧れ、WGPを目指すのではないだろうか。オーソトラリアGPでデアンジエリスがFP2(フリープラクティス2回目)で首位発進だ!FP1も2位だった。昨年は優勝しているしTSR6にとって相性の良いサーキットだ。世界最南端にあるのではないだろうか?私も大好きなサーキットで多くの思い出がある。また来年からパーマネントメンバーとして戻れることが嬉しいあのペンギンたちも元気にしているだろうか。






写真は自転車のムシ何をするパーツかわかるだろうか?そしてどのような仕組みか?









投稿:藤井正和 2011/10/14/ 23:47



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