2008年9月12日金曜日

岩田初優勝!! 菊池も貫禄の3勝目!! 全日本ロードレース選手権第5戦鈴鹿




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2008全日本ロードレース選手権第5戦 鈴鹿(1)
9月7日(日) 決勝
天候:晴れ コース:ドライ
三重 鈴鹿サーキット(1周5.821km)
観客:17,000人
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岩田初優勝!!菊池も貫禄の3勝目!!
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今日は晴天に恵まれ、日差しのきつい暑い一日となった。

◆◆◆◆ST600(10:45〜 12周)◆◆◆◆
今朝の練習走行では昨日の予選後変更したマシンのセットアップを試したが、フィーリングが良くなかったため、小西に次ぐ2番手のタイムを記録していながら岩田の表情は険しい。ようやく勝ちを狙うところまでマシンを煮詰め、2番手でも満足できない表情が逆に頼もしい。
ウオームアップの1周を終えて真っ先にグリッドに着いた岩田は好スタートを決めて2番手で1コーナからS字コーナーをクリアしていった。スタート直後の小競り合いの中、他車に先行されても岩田は動じず、小西、野田、小林に次ぐ4位で1周目を終えた。3周目にはスプーンカーブ1つ目の進入で小林のインを差して先行してみたが再び裏ストレートでかわされ、その後、トップの2台は抜きつ抜かれつ繰り返しながらも3位以下との差を若干広げた。トップ小西と野田が仕掛け合っていることもあって序盤のトップグループのペースはそれほど速くはなく、トップとの差が少々あってもペースアップして捉えられるという自信が岩田にはあった。無理に前に出ることはせずに一歩引いて様子を伺う余裕があったのだ。そして5周目のコース終盤、シケインの立ち上がりで、その時点でトップの野田が転倒、直後の小西が避けきれずに交錯している間に小林・岩田が難なく先行すると、翌周の逆バンクで小西が転倒を喫し、ピットに戻ってリタイヤしてしまった。岩田の後方の3位高橋とは1秒弱の開きができてきており、レースは岩田と小林のマッチレースの様相を呈してきた。
岩田はこのまま小林に追走して終盤で前に出るようと、セーブしつつ小林を上回るタイムで背後からプレッシャーをかけることにした。ところが、8周目の最終コーナーで小林がミスをしたため、続く9周目のストレートで予定より早くトップに立つこととなった。10周目には逆に小林がデグナ-カーブの2つ目の進入でインに入ってプレッシャーをかけてきたが当然岩田は自分の走行ラインをトレースしていった。小林はそのままコースを外れ、コースに復帰するも岩田は難なくトップを独走することとなった。後方の出口との差は4秒程あり、後はチェッカーまで無事走りきるだけだ。岩田がそれを知ったのは翌周のホームストレートのサインボードの表示が一気に4秒に増えてからだった。バトルの相手がいなくなり、張り詰めていた気が抜けてからのほうが岩田には精神的にキツかったようだ。集中力を保とうとするも、鼓動の高まりを抑え切れない!!サバイバルレースとなったこのレースで長い2周を無事走りきった岩田は、念願の初優勝を飾った!!その後、F.C.C.のフラッグを掲げてコースを1周したときは涙は出なかった。表彰台の下の車両保管場所で出迎えたチーフメカニックの松山の涙を見るまでは・・・


◆◆◆◆GP125(14:00〜 12周)◆◆◆◆
今朝の練習走行ではまず決勝用タイヤの皮むきを行い、その後はトップタイムを連発してセッションを終えた菊池は要するに絶好調!
最前列真ん中からスタートを切った菊池は1コーナーには2位のまま進入したものの、裏ストレートでトップに立つと、まずは自分のペースで走行し、自身のコンディションを再確認した。2周目の終盤にシケインで岩田の先行を許すも、3周目の130Rで再びトップに立ち、続くシケインでは今度は尾野弘樹に先行を許すが、あくまで自分のペースを守ることに徹した。その頃5台で形成されたトップグループはトップを奪い合い、ストレートではスリップストリームを使い合って何台も並走する状態でペース自体はあがらない。無用の接触・転倒を避けるため、4周目には一旦引いて5位に下がり、後方から様子を伺うことにした。しかし、菊池の本来のペースからすれば一向にペースが上がらない事がわかったため、6周目に走行モードの切り替えスイッチをONにした菊池は、この周のシケイン進入までに一気に4台をパスし、7周目以降も更にペースを上げて2位以下を突き放しにかかった。残り2周となった時点でサインボードに表示された、その前の周の2位との差は1秒6。この差は十分なマージンではないと考えた菊池は手加減せず更にペースアップ、11周目には予選の最速タイムを上回る20秒800の最速ラップをマークし、後続との差を2秒5まで広げた。最終ラップは要所は慎重に走りながらもペースは緩めず、最終的に3秒4まで差を広げてぶっちぎりで3勝目を飾った!!
ランキング2位の徳留は8位でレースを終えたため、11ポイントのアドバンテージを持って最終戦に臨むことができる。
一方ケンタは今朝の練習走行の4周目にマシントラブルから1コーナーをオーバーランして軽く転倒し、そこでセッションを終えるという事態に陥っていた!首を保護するエアバッグを広げてレッカー車でピットに戻ったケンタは「エアバッグのテストを済ませてきた」とあくまで平常心を崩さないが、スタッフの懸命の作業でも、決勝までの数時間ではその問題を修復するには至らず、その状態のままレースに臨むこととなった。
このため、スタートでは最後尾近くまで順位を落とし、1周目に30位、2周目に26位、4周目には24位まで挽回したものの、マシンの問題を如何にライディングでカバーするかという、14歳のケンタには過酷な命題を持ってレースを戦うこととなった。ヘアピン、シケインでその問題が出てペースを上げられぬケンタは、7周目のヘアピン立ち上がりで山田の先行を許して25位となり、8周目の終盤には後方から追い上げてきた長谷川が、シケイン進入でケンタと山田を一気にパスし、26位となった。9周目には権藤のリタイヤにより25位となるも、山田との差は広がっていった。そのままの順位でレースを終えたケンタはさすがに残念そうだが、これでメゲるようなやわい男でないのはご承知のとおりだ。
最終戦ではGP-MONOに専念し、当然優勝を狙うという決意は固い。


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JSB1000
辻村も今期最上位フィニッシュ!!
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◆◆◆◆JSB1000(RACE1 11:45〜 15周)◆◆◆◆
今朝の練習走行では予選順位を上回る7番手のタイムを記録し、レースのスタートでも前に出た辻村は安田に次ぐ8位で1周目を終えた。安田は2周目に大崎の前に出たが3周目に再び抜き返され、5周目の逆バンクで辻村も安田を捕らえて7位に浮上した。前方の大崎とは2.9秒の差があり、その後は安田を従えてレースが進行していった。ところが、10周目のスプーンカーブ2つ目で、周回遅れのためにペースを落とさざるを得なかった辻村を安田が捕らえ、立ち上がりで抜いていった。その後は再び安田の後塵を拝することとなった辻村だったが、離れず安田を追回し、残り2周となった14周目のS字コーナー2つ目と3つ目の間で仕掛けて順位を挽回、スプーンコーナでの山口の転倒もあって一気に6位に上がった辻村は最終ラップも安田を抑え切り、今期最上位の6位でフィニッシュした。

◆◆◆◆JSB1000(RACE2 15:15〜 15周)◆◆◆◆
酒井が出走を断念した以外は昨日の予選結果に基づきRACE 1と同じグリッドからスタートが切られた。順位をキープして1周を終えようとした辻村だったが、シケイン進入で佐藤に先行され、2周目にも同じ場所で亀谷の先行を許した。実はその頃、マシンに振動が出始めていた。続く3周目の逆バンクでマシントラブルが発生し、何とかピットまで戻ったものの、リタイヤせざるを得なかった。RACE1の順位の更に上を狙っていただけに落胆は大きいが、気持ちを切り替えて原因を究明し、最終戦こそは今シーズン最高の走りをお見せしたい。

全日本選手権最終戦 MFJ-GPは10月4日・5日、岡山県・岡山国際サーキットで開催されます。


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