2008年9月11日木曜日

岩田完全復活!! 辻村も復調のきざし! 全日本ロードレース選手権第5戦鈴鹿




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2008全日本ロードレース選手権第5戦 鈴鹿
9月6日(土) 公式予選/GP-MONO決勝
天候:晴れ コース:一部ウエット→ドライ
三重 鈴鹿サーキット(1周5.821km)
観客数:11,000人
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岩田完全復活!! 辻村も復調のきざし!
菊池・岩田は予選でトップ争い!!
ケンタは追い上げで4位フィニッシュ
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金曜は豪雨に見舞われ、その後路面は乾いたものの、終日路面が完全に乾くことなることはなかった。
金曜の夜にも降雨があり、今朝は濡れた路面が乾きだす状況で予選が始まった。GP-MONO、600の午前のセッションは路面の一部が濡れていたため雨用タイヤの使用が許されていたが、それ以降は完全なドライコンディションでセッションがおこなわれた。
今回は600・1000の両クラスはA・B2組に分かれて午前・午後の2回ずつのセッションの総合結果で決勝グリッドが争われた。


◆◆◆◆ST600◆◆◆◆
GP-MONOのセッションがおこなわれている間に路面は乾いてゆき、走行にはほぼ支障ない状況となった。岩田は序盤から2番手となる2分17秒台で走行し、17秒819までタイムを縮めたところでピットに入って調整をおこなった。その間に小西が岩田のタイムを上回り、岩田は小林、小西に次ぐ3番手から更にポジションアップを狙ってコースに出た。しかし、タイムアタックを開始したS字コーナ-でハイサイドに見舞われ、転倒は免れたものの、現状のセットアップの方向性ではタイムアップは望めないと判断し、タイムアタックを断念してピットに戻りセッションを終えた。その時点では小林・小西・津田に次ぐA組4番手であった。
続いておこなわれたB組の午前のセッションでは野田、高橋英倫が岩田のタイムを上回っていた。
マシンを再調整して午後のセッションに臨んだ岩田は、序盤にトップタイムとなる18秒264をマークしたところでピットに戻ってマシンの調整をおこない、新品のリアタイヤを装着していよいよタイムアタックを開始した。ピットに入っている間に津田、小林、小西が岩田のタイムを上回るペースで走行していたが、まだ17秒台で、午前に小林が記録した16秒883がターゲットタイムであることに変わりはなかった。まず岩田が16秒982をマークしてトップに立つが、すかさず小林が16秒880を記録してトップを奪い返す。この時点でもまだ午前の最速タイムは上回っていない。再び岩田が次々と区間タイムを赤く塗り替えながら渾身のアタックを見せ、16秒台前半のタイムをマークしそうな勢いだ。しかし、コース後半で前方に遅いマシンが見え始め、コースも残りわずかとなったシケイン進入で追いついてしまった!強引にインを奪って前に出ることも不可能ではなかったが、一つ間違えば接触・転倒という事態を招きかねなかったため、岩田は無理をせずに最終コーナーまで追従してようやく前に出た。かなりのタイムをロスしたが、それでもこれまでの総合トップとなる16秒849を叩き出し、あとはB組の午後のセッションの結果を待つだけとなった。
B組のセッションでは終盤まで岩田の記録を上回るタイムが記録されなかったが、最後の最後で午前もB組最速タイムを記録した野田が16秒813を記録する見事なラップを披露、岩田のタイムを0.036秒上回ってポールポジションを獲得した。岩田は2位スタートだが、タイム差は僅かであり、まだマシン調整の余地はある。明日の朝の練習走行で更にセットアップを煮詰め、決勝に向けて万全を期したい。
2週間前まで1ポイントもとれずあえいでいたことを考えれば、昨年の菅生以来の予選2位獲得で岩田は完全復活を遂げたといえるだろう。


◆◆◆◆GP125◆◆◆◆
125のセッション以降は完全なドライコンディションでおこなわれた。40分のセッション開始後15分程経過した時点で浪平に次ぐ2番手につけていた菊池は、ピットに戻って前後タイヤを新品に交換し、残り20分程となった時点で走行を再開した。その後3周ほどで再びピットに戻り、排気マフラーの最後尾のサイレンサーを特性の違うものに交換し、いよいよタイムアタックを開始した。まず、セクター1・2は自己ベスト、セクター3では全車で最速の区間タイムを記録し、2分21秒385でトップに立つと、翌周は全区間で最速タイムを更新し21秒062を記録してトップをキープした。この時点で浪平は21秒271を記録して菊池に迫る。翌周もタイムアップを狙ってアタックを続けた菊池だったが、S字コーナーで遅いマシンに行く手を阻まれてしまい、21秒354とタイムアップならず。逆にその周は浪平がタイムアップに成功、20秒937を記録して逆転されてしまった。菊池は更にアタックを続けたが翌周もタイムアップはならず、惜しくも2番手からレースに臨むこととなった。
予選上位のマシンのタイム差は僅かであるが、我々のマシンの全体のバランスが完璧というわけではないので、明日のレースに向けてセットアップを調整する余地はありそうだ。
ケンタは今回も菊池と同じ2ストローク125ccのRS125での参戦だ。セッション開始後1度ピットに戻って調整をおこなった後、セッション終盤には自己ベストをどんどん更新してゆき、最終的に24秒400まで詰めたところでセッションは終了、24番手からポイント獲得目指して明日のレースに臨むこととなった。

◆◆◆◆JSB1000◆◆◆◆
金曜の練習走行は濡れた路面での走行であったが、マシンのフィーリングが良くなったことが確認でき、有意義なものとなった。昼前におこなわれたB組の午前の予選は波乱に満ちたものであった。序盤から安田、手島、柳川、酒井等、上位のライダーが続々と転倒を喫していったのだ。そんな中、辻村は10秒552までペースをあげて2番手につけたところでピットに戻って調整をおこなった。その後はその確認をおこない、2位でセッションを終えた。
午後のセッションでは序盤からトップタイムを記録し、更にペースをあげて9秒724、9秒898と記録したところでピットに戻った。更にタイムを縮めるために調整をおこなったが、それが裏目に出て(!)その後はペースを上げることができぬままセッションは終了した。その間に柳川・安田が辻村の記録を上回り、このセッションの順位は3位、総合では10位となった。順位としてはまだまだ満足できる結果ではないが、スタッフの努力の甲斐あってマシンのフィーリングは確実に向上している。早く辻村らしい走りを皆さんにお見せしたい!


◆◆◆◆GP-MONO◆◆◆◆ (決勝:16:30〜 10周)
ケンタがGP-MONOのマシンで乾いた路面の鈴鹿サーキットを走るのは今日が初めて。朝一番でおこなわれたセッション開始直後は昨夜の雨があちこちに残っており、徐々に乾き始める状況で予選がおこなわれた。晴れ用の溝のないスリックタイヤで走行を開始し、序盤は3番手をキープしながら路面が乾くにつれてペースをあげていった。セッション終盤には走行ライン上はほぼ乾き、各選手とも最速タイムの連発となった。ケンタも終盤に30秒042を記録し、その後も30秒台前半で走行を続けたが、最終的には8番手でセッションを終え、3列目の真ん中からレースに臨むこととなった。
決勝レースのスタートが切られると、8番手からスタートしたケンタは一旦順位を落としてしまった。しかし、1周目が終わる頃には8位までポジションを挽回してきた。3周目に入る頃には高瀬を交わして7位となり、前方で4位争いを繰り広げる3台の集団に対し、彼らより速いペースでどんどん追いついていった。4周目には完全に追いつき、5周目のスープ-ンカーブ立ち上がりで1台、その勢いのまま、続く裏ストレートでスリップストリームをうまく使って2台をパスしたケンタは、その集団のトップに立つことに成功した。あと1人で表彰台、とトップ集団を追い上げたいところだったが、その頃にはトップ集団の3台とは6秒程の差ができており、残り5周で追いつきパスするのはかなり困難な状況となっていた。そこでケンタは冷静に作戦を切り替え、この集団のトップでフィニッシュすることにした。しかし後方につけた長島はそう易々とケンタの先行を許してはくれない。シケインの進入でインからパスされ、ホームストレートで抜き返すという展開が続く。ケンタは冷静に状況を分析しながら、その後はトップ集団より速いペースでバトルを繰り広げた。迎えた最終ラップ。最後のシケインで仕掛けてくることを予見していたケンタは敢えて通常よりペースを落としてシケインに進入した。予想通りケンタのインに飛び込んできた長島は、勢い余ってオーバーラン、逆に順位を下げ、ケンタは悠々と4位でチェッカーを受けた。この最終ラップにケンタが記録した25秒964は全選手の中で2番目に早いタイムで、最速タイムを記録した中木とは僅か0.097秒の差であった。25秒台を記録したのはこの2人だけだから、ケンタは確実に進化している!


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