2011年8月1日月曜日

F.C.C. TSR Honda、2011鈴鹿8耐優勝!! ライダー・チームの力を結集した貴重な勝利





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2011“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 
7月31日(日) 決勝レース
天候:晴れ
コース:ドライ
気温:28.9℃ 湿度:68%
観客:55,500人
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 今回の決勝は、1時間前倒しで開始されるため、全てのスケジュールが1時間前倒しになっている。早朝のピットウォークも6時45分からだが、熱心な観客が列を作って並んでくださった。その後行なわれた決勝前最後のフリー走行では、3人がそれぞれ10秒前半のタイムをマークして、最終仕様を確認した上で決勝レースに臨む事となった。この時間帯、雨が心配される状況もあったが、結局決勝レースはすべてドライコンディションでのレースとなった。

 その決勝レースは、清成龍一をスタートライダーとして始まった。予選と同じ4番手のポジションで1コーナーへと飛び込んだ清成は、西コースまでに2番手に上げると、トップのヨシムラ加賀山を西ストレートで抜き去りトップに浮上。そのまま加賀山と熾烈なトップ争いを展開していく。清成は、9秒台を連発しながら、5秒以上のリードを広げるgs、17周目のヘアピンでフロントからスリップ。幸い、低速コーナーのためダメージも少なく、すぐ立て直してレースに復帰するが、2位に後退。それでも乗れている清成は、再び9秒台で周回し、トップでライダー交代、同時にマシンチェックも行なって、秋吉耕佑に次のスティントを託した。

 このマシンチェックでライバルに遅れをとったため、トップはムサシハルクの玉田に入れ替わり、直後にヨシムラのオージーライダー。秋吉は彼らを5秒前後のディスタンスで追う事になった。しかし、すでに数多くの周回遅れが発生しているコース上で、百戦錬磨の秋吉が軽快にそれらをかわして再びトップに浮上。ここから、事前に3強と言われたチームがガチでバトルを展開していったのだ。いずれもライダー3人体制、ルーティンの周回数も同じのため、伊藤真一へのライダー交代もライバルが並んでピットロードに入るという状態。

 しかし、伊藤へのライダー交代時に、転倒で負ったクラッチレバーと左ステップへのダメージを修復したため、3番手に後退すると同時に、その差が29秒という大きなハンディを背負う事になった。しかしながら、次の清成へのチェンジまでにわずか3秒ほどの差が開くだけに留めることができたのは、伊藤の献身的な走りによるものだろう。81周目、この差を縮めるという大役を担った清成に再度交代する。BSBでの連続チャンピオン獲得など長年の海外レースへの本格参戦で、着実な成長を見せている清成は、与えられたマシンのパフォーマンスを最大限引きだせる、というテクニックを身に付けており、今回の走りでもそれを十分に証明してみせた。第1ライダー同士の熾烈な争いの中、28周という自らの周回で、2番手との差を19秒ほどに削って、再び秋吉にバトンを渡す。

 ピットで待つ秋吉の視線は厳しく形相は険しく、その集中の高さを物語っている。実際、コースに出た秋吉は、8秒台、9秒台を連発する驚異的なペースで周回を重ね、123周目にはトップを奪い返してしまったのだ。ヨシムラのオージーライダーも必死で食い下がり、なかなか差を広げられない。ここで再び休養十分の清成に賭けることにした。この段階ではムサシハルクはやや後方に下がっており、今度は清成vs加賀山のガチンコ対決となった。しかし、周回遅れが頻繁に出現する中で、清成がじわじわとその差を広げ、164周目の次のルーティンでは、14秒ほどのアドバンテージをつけて秋吉に交代。

 秋吉は食い下がるヨシムラ、ペースアップしたムサシハルクを寄せ付けず、アンカーの清成へと再びスイッチした。実はこの時、西方から雨の情報もあり、ピット内は再び雨の準備で戦場と化し、万が一雨が降り始めた場合には伊藤真一がライダーとして登場できるようにスタンバイもしていた。結局雨は降らず、そのまま清成は9〜10秒台ペースで周回を続ける。さすがに18時15分、残りわずか15分となった時にはペースも落ち気味となったが、それでも8時間が過ぎる時には217周目を周回しており、そのまま優勝のチェッカーを受けたのだった。

■秋吉耕佑のコメント
「とにかく、この体制ではなかなか勝てなかったので、勝てて嬉しいです。8時間の決勝を見据えたセッティングをテストから予選中までずっと続けていたので、その甲斐あって優勝できたことは非常に良かったです」

■清成龍一のコメント
「今はほっとしてます。自分の転倒でその後の7時間は気が気ではなかった。今回はテストも3人で十分出来たし、ウィークでもかなり走らせてもらったし、秋吉さん、伊藤さんの仕上げたマシンに乗る事は不安はなかった。最後まで何があるか分からないので、勝利を確信したのはチェッカーと受けたときですが、最終ラップの最終コーナーを立ち上がる時には、思わずガッツポーズをしました(笑)」

■伊藤真一のコメント
「今回は、地元からもたくさんの応援をもらい、ライダー、チームが力を合わせれば優勝も実現できることを被災地の皆さんを含めて、広く伝えることが出来れば、それに越したことはありません。秋吉と清成という2人のライダーをまとめるリーダー的な役割をチームから依頼されていたので、全員で勝ち取った今回の優勝は本当に誇らしいものだと思います」


土曜日に伊藤真一の応援のために観戦してくれた女川第一中学校の生徒達から贈られたフラッグ


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