2011年8月31日水曜日

ケンタがJ-GP3で初優勝!! NSF250Rの世界初優勝を達成!!! 秋吉が僅差の勝利をものにして連勝を伸ばし、伊藤は4位でフィニッシュ!!


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2011全日本ロードレース選手権第5戦 SUGO
8月28(日) 決勝レース
天候:晴れ時々曇り   コース:ドライ
宮城県 スポーツランドSUGO(1周 3.7375km)
観客数:8,150人(土・日)
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今日は晴天と曇り空が移り変わる天候だったが、晩夏の残暑が戻ってきた。
◆◆◆◆J-GP3◆◆◆◆ (10:36~19周)
ケンタは昨日の予選の仕様のまま今朝の練習走行に臨み、予選順位を上回る5番手のタイムを記録し、自分より速い選手と違う部分をアジャストしてレースに備えた。
スタートはやり直され、レースは1周減算して争われることとなり、好スタートを決めたケンタは9番手から一気に5台をかわして4番手で1コーナーへ飛び込んだ! 1周目をトップで終えたのは仲城で、2周目には5台がトップグループを形成、ケンタは最終コーナー手前のシケイン進入で山本剛大(以下山本)にインを奪われ5番手となるも、コントロールラインまでに順位を挽回した。
3周目にも山本が同じ場所でケンタの前に出たが、ケンタはまとめて2台を抜き返して一気に3番手に浮上した。
4周目にも2周目と同様に山本と順位を入れ替え、更に5周目の1コーナーで他車の先行を許したため4位となった。しかしコントロールラインまでに大久保をパスして再び3位となるなど、5台が36秒台のペースで順位をめまぐるしく入れ替えながらレースをリードしていった。5台のうち3台が4ストロークのNSF250R、山本と大久保が2ストロークのRS125R、ブリヂストンタイヤのケンタ以外はすべてダンロップタイヤだ。
5周目には1コーナーで4位となるも、コントロールラインまでに大久保をかわして再び3位となると、6周目の1コーナー進入で仲城に続く2位となったケンタだったが、シケインでまたしても山本にインを奪われ3位に。
7周目の裏ストレートエンドでケンタが前に出れば、シケインで山本が先行、ストレートでケンタが逆転し、そのまま8周目にケンタが仲城をパスしてトップに躍り出た!!ケンタはこの周自己ベストとなる36秒104を記録し、シケインで山本に先行されるもコントロールラインまでに抜き返しトップを守った。
9周目にも山本剛大がシケインで同様にトップに立ったが、そろそろタイヤがきつくなってきたのか、立ち上がりでハイサイドを起こし、転倒は免れたものの、ケンタは難なくトップをキープした。
しかし10周目のシケインで今度は仲城が先行、続く11周目には1コーナーで山本に先行を許すと、渡辺陽向(以下渡辺)にもかわされ4位となるも、コントロールラインまでに逆転して3位となった。
12周目には裏ストレートで渡辺に先行を許すも、コントロールラインまでに逆に2台をパスして2位に。
13周目には2コーナーで山本がケンタのインを奪い、シケインでも他車にかわされ4位となったが、立ち上がりでスライドした山本を皆がパス、コントロールラインを2番手で駆け抜けたケンタはそのまま14周目の1コーナーで再びトップに立った!!
この周の4コーナーで仲城と大久保が接触して転倒、更にSPインコーナーで山本が転倒し3台ともリタイヤ、5台のトップ争いは一気に2台に絞られた。
その後3周にわたって先行したケンタを17周目のレインボーコーナーで渡辺がパス、しかしケンタもコントロールラインまでにトップを奪い返した!!
その後は追いすがる渡辺からトップを守り切ったケンタがこのクラス初表彰台・初優勝を飾り、それはすなわちニューマシンNSF250Rが世界で初めて勝利した瞬間でもあった!!
エアボックスをはじめ、我々が細部にわたって改良を加えたケンタのマシンはストレートスピードにアドバンテージがあり、最終コーナーからコントロールラインまでの区間で他選手との位置関係を何度もシミュレートできたケンタは、最後に抜き返せるという確信を得ており、トップグループの中で落ち着いて様子をうかがうことができたようだ。
これでランキングもトップと3ポイント差の2位に浮上することができた。




◆◆◆◆JSB1000◆◆◆◆ (15:35~25周)
今朝の練習走行で秋吉は更にセットアップの変更を試してみたが2番手に終わり、車体は昨日の予選時の仕様に戻し、タイヤも2種類試したうち柔らか目のタイヤでレースに臨むことにした。伊藤は大きく変更したセットアップがいい方向に出たが、すべてがうまくまとまったわけではなかった。しかし、レースまでに試す時間はもうない。レースウイークは天候に恵まれず、セットアップのために十分な時間が取れなかったのが残念だ。
晴天の下、スタートが切られると、秋吉が鋭いスタートダッシュで後続を引き離しにかかった。伊藤も好スタートを決めたが、振られて姿勢を崩した中須賀を避けた際に他車の先行を許してしまい、1コーナーまでの間に6位に後退してしまった。更に直線スピードに勝る柳川の攻略に手間取っている間にトップとの差が開いてしまった。秋吉・伊藤共に序盤にペースを上げやすい柔らかめのフロントタイヤを装着しており、伊藤がそのアドバンテージを利用できなかったことが悔やまれる。
秋吉は順調にリードを広げてゆき、3周目にはこのレース中で最速となる1分27秒965をマークして、2位の加賀山に2.6秒のリードを築いた。更に翌周には、2位となった高橋に対し3.3秒までその差を拡げることに成功した。
5周目のシケイン進入で柳川を捉えて5位となった伊藤は、4位の中須賀との1.4秒の差を削り取っていった。前方の中須賀の状況はきつそうで、伊藤は9周目の3コーナーでパスして4位まで挽回した。しかし、この周には3位加賀山との差は3.7秒まで拡がっており、返す返すもスタート直後の状況が悔やまれる。
それまで3秒前後のマージンをキープしていた秋吉だったが、12周目にその差が2.4秒まで縮まった。この頃からマシンの挙動がコントロールしづらくなってしまったようだ。柔らかめのフロントタイヤのレース後半の挙動変化は想定していたが、今日の午後と同じ気象条件で試すことができなかったため、予想以上にコントロールしづらくなっていたようだ。それは伊藤も同様で、加賀山と変わらぬペースで追走したが、加賀山がマシントラブルを抱えていたとはいえ、その4秒前後の差を埋められる状況ではなかったようだ。
また、この頃出始めたバックマーカーを交わすタイミングが秋吉には有利に働かず、13周目には高橋に対するマージンは約1.9秒となってしまった。15周目にはその差は約1秒となり、19周目にはバックマーカーをパスするタイミングが悪く、高橋が一気に真後ろに迫ってきた。
23周目の1コーナーでのパスのタイミングは逆に秋吉に有利に働き、この周には約0.6秒まで拡げることができたが、翌周には高橋が再び真後ろに迫り、懸命に逃げる秋吉を離さない。
そのまま迎えた最終ラップ、秋吉は最終コーナー手前のシケイン進入でインからバックマーカーをパスすることができたが、高橋はバックマーカーにつかまってしまい、シケインでその差が開いてしまった。ここで勝負はほぼ決した。そのまま秋吉が勝利を掴んだのだ!!
伊藤はその後も加賀山と変わらぬペースをキープし続け、4位でフィニッシュした。秋吉は今季これまで全勝で、当然ランキングトップを独走中だ。



「セットアップのための十分な時間がない中で、苦しいレース展開となりましたが、この機会を楽しむことができました。
今回の出場に際してご支援・ご協力いただいた皆さんへの感謝の気持ちを是非お伝えしたいのです。ありがとうございました。(伊藤)」

「歴史的な勝利です。最初に踏み出す一歩の尊さは、どなたにでも理解していただけると思います。
ホンダが、TSRが、総力を挙げて作りあげたマシンをケンタが勝利に導きました。新たな1ページが進んでいきます。
次に向けて皆で更なる高みに挑戦していきます。ありがとうございました。(藤井)」

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全日本選手権第6戦 九州大会は9月10日・11日、大分県・オートポリスサーキットで開催されます。



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