2008年10月8日水曜日

ケンタ、予選3位から全日本選手権 初優勝!!! 2008全日本ロードレース選手権 最終戦 MFJ-GP




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2008全日本ロードレース選手権 最終戦 MFJ-GP
10月4日(土) 公式予選/GP-MONO決勝
天候:晴れ  コース:ドライ
岡山国際サーキット(1周3.703km)
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ケンタ、予選3位から全日本選手権 初優勝!!!
予選は菊池2位、岩田5位、ともにトップと0.3秒の僅差
辻村はセットアップに苦しみ0.04秒差でQ3進出を逃す
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今回はMFJグランプリの名が冠され、これまでチャンピオンシップポイントを獲得した選手だけが出場できる、いわばオールスター戦のような大会と位置付けられているため、ポイントも通常に3ポイントを加算して与えられる。
今週は金曜から晴天に恵まれ、JSB1000以外のクラスは1回のセッションのみでグリッド順を争った。

◆◆◆◆GP125◆◆◆◆(9:10〜50)
金曜の練習走行をランキング2位の徳留と0.03秒差の2番手で終えた菊池は、予選の序盤は浪平に次ぐ2番手のタイムを記録していた。中盤に前後のタイヤを新品に交換してコースに出てからは慎重にタイヤのウォームアップをおこない、終盤にいよいよタイムアタックを開始した。まずは、それまで1分37秒台前半だった記録を一気に更新する1分36秒810を記録してトップに立つと、更にタイムアタックを続けた。この時点の2番手は36秒860を記録している徳留。36秒589、36秒445とタイムを更新してトップをキープした菊池だったが、その後はタイム更新はならなかった。ところが、最後の最後で徳留が36秒111を記録してトップに立ち、菊池は2番手に甘んじることとなった。ポールを逃したことより、自身のタイムに納得がいかない菊池。明日のレースでもし徳留が優勝しても7位に入ればチャンピオンシップを獲得できる状況にあるが、もちろん優勝を狙ってレースに臨む姿勢に変わりはない。


◆◆◆◆ST600◆◆◆◆(11:00〜40)
岩田は9月18日にここでおこなわれた事前テストでの転倒を喫して左の鎖骨を骨折し左肩を打撲した。鎖骨は術後の経過も良好であるが、左肩の痛みがまだ残っている状態である。とはいえ、前戦鈴鹿で初優勝を飾り、前半戦の不運とは決別している。 
金曜の練習走行では、トップの黒川と0.3秒差の35秒817を記録している。
序盤にマシンのセットアップの確認をおこない、前後のタイヤを新品に交換してタイムアタックをおこなった岩田は、その時点で2番手となる35秒038を記録した。ただ、そのときのマシンのセットアップではこれがギリギリの状態であったため、岩田は頭を切り替え、転倒のリスクを犯してこれ以上タイムを削り取るのではなく、決勝のペースとなるであろう35秒台前半のペースで連続して周回することにした。その後タイムを更新こそなかったが、35秒1〜2のペースで周回を重ね、最終的にトップとは0.3秒差の5位でセッションを終えた。


◆◆◆◆JSB1000◆◆◆◆(10:05〜45、Q1:13:35〜 Q2:14:00〜 Q3:14:25〜 各15分間)
今回は午前のセッションで基準タイムをクリアした選手が午後の3回に区切られたセッションに臨み、Q1からQ2へは上位24台、Q3へは上位12台が進出し、各セッションで記録したタイム順に明日の決勝グリッドが決定される。午前のセッション、午後のQ1・Q2そして明日の第1レースでは通常通り前後3セットのタイヤを使用することができ、Q3へ進出した選手は更にもう1セット、第2レースでも更に1セット使用できるというタイヤ制限となっている。
今朝の1回目のセッションでは30秒348までタイムを詰めて7番手につけたところで一旦ピットに戻り、再びコースに出て30秒294を記録して8番手となったところで再度ピットに戻って微調整を行い、その後はその確認をおこなってセッションを終えた。昨日の練習の状態からはパーツを交換し、タイム的にも順位的にも良くなったが、まだまだマシンを煮詰める余地はありそうだ。
午後のセッションに向けて昨日のセットアップに戻し、前後新品タイヤを装着してQ1に臨んだ辻村は、このセッションでも8番手となる30秒712を記録してQ2へと駒を進めたが、午前に記録したタイムには及ばない。Q1とQ2の10分間のインターバルに午前のセッションで使用したフロントタイヤに交換し、リアタイヤはそのままでQ2に臨んだ辻村は、午前の記録を上回る30秒246を記録したが、その時点でのマシンの仕様ではこれが精一杯であった。また、午前のセッションとQ1で同じタイヤを使用し、Q2で新しいタイヤを装着するという戦略を取った選手もいたことから、Q3へ進めるボーダーラインとなった安田のタイムとの差は0.04秒しかなかったったが、Q3進出はならず、明日は2レースとも14番手からレースに臨むこととなった。このままのマシンの仕様では明日も苦戦することが予想され、明日のレースに向けてマシンのセットアップをどうするか、我々がシーズンを通して悩み続けた課題に今夜も取り組んでいる。

◆◆◆◆GP-MONO◆◆◆◆(予選:8:30〜9:00、決勝:15:15〜10周)
金曜の練習からケンタは好調で、トップタイムを記録しており、ストレートの速い安村にも、空気抵抗が減るスリップストリームが効く距離まで接近できければついていける、ということを確認することができた。予選でも序盤からトップタイムを記録していたが、乃村が常にケンタをマークして、ケンタの後ろにつけて走行し、ケンタがタイムを縮めた直後にそれを上回るトップタイムを記録していた。燃料給油のためピットに戻って走行を再開した後には3台がケンタに追従するという状態で、それはケンタの速さが皆に認められてきた証でもある。ケンタは後方に追従されてもペースを落として先行させる事はせず、自分のベストの走りを心掛けた。それだけの自信があったのだ。結果は40秒153の安村、40秒200の乃村に対し40秒469の僅差で3番グリッドを獲得した。
暑いくらいの日差しのもとおこなわれた決勝で、ケンタは苦手のスタートをビシッと決め、2番手で1コーナに飛び込んだ。その後はヘアピンコーナーでの乃村との軽い接触もあり、1周目を4位で終えた。このコースの特性上タイヤの左側が暖まりにくいため、序盤はタイヤのウォームアップを心掛け、無理はしなかったのだ。2周目には裏ストレートで長島をかわして3位に、3周目にも同じ場所で乃村をパスし、ただ一人39秒台を記録してトップの安村の追撃体制を固めた。その後も39秒台で走行し、周回ごとに3位以下との差を広げ、着実にトップとの差を削り取っていったケンタ。残り2周となった9周目の裏ストレートでトップの安村に並びかけたケンタはブレーキング勝負を仕掛け、見事トップに立った。ところが、10周目に入ったところで、ギア抜けしてコーナーの一番内側に付くポイントを逃したところを安村は見逃さず、トップ陥落。しかしケンタは冷静だった。再び裏ストレートで並びかけてトップに立つとそのままトップを守り切って全日本選手権初優勝を飾ったのだ!!
9周目に記録した1分39秒487はこのレース中の全選手の最速タイムで、コースレコードを更新するおまけつきだ。この優勝でチャンピオンシップのランキングも2位となった。しかしケンタは至って冷静で涙は見せない。記者会見でも礼儀正しくウイットに富んだコメントをしていたが、父親について問われ、「お父さんには感謝しています」とコメントしたときだけは殊勝な面持ちを見せていた。
明日は鈴鹿のサンデーロードレースに参戦するため、一足先に帰路に着いた。



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