2011年11月1日火曜日

ケンタが全日本GP-MONO最後のウイナーに輝く!! 秋吉はRACE1のポールポジション獲得!! RACE2は2番手から


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2011全日本ロードレース選手権 最終戦 MFJ-GP
10月29日(土) 公式予選 / GP-MONO決勝
天候:晴れ  コース:ドライ
三重 鈴鹿サーッキット(1周5.821km)
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◆◆◆◆GP-MONO◆◆◆◆(8:30~9:00 15:15~10周)
金曜の午前のGP3のセッション中の転倒により右足の甲を骨折したケンタは、午後のセッションも何とか走ることができたが、右足を着いて歩くことはできず、リアブレーキの操作がし辛い状況だ。
路面温度は20度、ピット内の気温は17度で開始されたセッション序盤は、長島が2分24秒636の好タイムを記録してトップに立ち、ケンタは4周目に24秒763を記録して僅差の2番手につけた。その後長島が23秒735を記録したのに対してケンタはピットでの調整を挟んで7周目に24秒297までペースを上げ4番手となった。
翌周ピットに戻りリアタイアを新品に交換したケンタは10周目にいよいよタイムアタックを開始した。しかし、少し前には遅い集団が走行しており、彼らに引っかからずにこの周を終えることができないようなタイミングだった。案の定ケンタは裏ストレートで彼らに追いつき、タイム更新は無理かと思われたが、逆に集団のスリップストリームを利用することができたケンタは、通常アクセルを戻すだけの130R進入でブレーキングを強いられるも、その後の立ち上がりからシケインまでは集団と絡まずに走行できたためタイム更新に成功し、長島を上回る22秒945で
トップに立った!!だが、チェッカーまではわずかに時間が残されており、この周に長島がケンタのタイムを100分の9秒上回り、ポールポジションを獲得した。
JSBのセッション中断により10分遅れで始まった決勝は、会心のスタートを決めたケンタのホールショットで幕をあけた。1周目のMCシケインまでに長島が先行するも、裏ストレートではケンタが、シケインでは小室がトップに立つ大混戦となった。
2周目のデグナー1つ目では小室がトップに立つが、すぐに抜き返しトップを奪い返して4周目まで後続を押さえてトップをキープした。しかし、怪我の影響で右コーナーでの踏ん張りが効かないため、特にS字でのマシンの切り返しが思うようにいかず、23秒中盤のペースでの走行を強いられていた。
5周目には小室が2周目と同じ場所でトップに立ち、裏ストレートで抜き返したケンタをシケイン進入で小室がパスしトップでコントロールラインに戻った。この頃には5番手の葛西もトップグループに加わってきていた。続く6周目のストレートでケンタがトップに立つと、デグナー1つ目、ヘアピン、シケインで小室とトップ争いを繰り広げ、この周も小室がトップでコントロールラインを通過した。
続く7周目のストレートでケンタがトップに立つと長島も続き、小室は3番手に。しかしデグナーまでに小室が長島に並びかけて2番手に。その周のシケインではランキングトップの長島が止まり切れずにコースアウトし、場内がどよめいた。幸い転倒を免れた長島は5番手でコースに復帰し、チャンピオンシップの行方はまだ決しなかった。ケンタも長島に何かが起こったことは察していたが、このレースではチャンピオンシップより勝利を優先しており、その手を緩めることはなかった。
8周目にも小室はデグナー1つ目でケンタのインに入るも今回ばかりは勢い余ってそのまま転倒し、リタイヤとなってしまった。抜かれたケンタもあわや巻き込まれるところで、軽い接触で済んだもののフロントフェンダーを失ってしまった。これでトップ集団はケンタ、葛西、伊藤の3台となり葛西がトップに立つもケンタがシケインで抜き返しトップに立った。
しかしコースアウトで吹っ切れた長島はラスト2周は22秒台の驚異の追い上げを演じ、みるみるトップ集団に迫ってきた。最終ラップのストレートで葛西がトップに立つと、逆バンク進入でケンタが逆転、この頃には長島も完全にトップグループに復帰して4台でのバトルとなった。残りわずかとなった裏ストレートで葛西がトップに立ち、残すは最終シケインの攻防だけとなった。ケンタはテキストブックのような見事な進入でインを奪ってトップに立つとコントロールラインまでその座を守り切り、全日本選手権で開催される最後のGP-MONOを制した!!!
長島はケンタに続きシケイン2つ目の切り返しで葛西をパスして2位まで挽回し、この周にコースレコードも更新してチャンピオンシップを獲得した。

◆◆◆◆J-GP3◆◆◆◆(10:10~50)
金曜の午前の練習走行でアクシデントが発生、7.8%勾配の左コーナーでハイサイドに見舞われマシンから飛ばされて宙を舞ったケンタは右足から地面に落下しそのまま投げ出されてしまった。かなりのスピードで飛ばされたためダメージも大きく右足の甲を骨折しており、右足を着いて歩くことはできない状況だったが、マシンにまたがることは可能で、右足で操作するリアブレーキが使い辛かったものの、何とかその後のセッションを走行することはできた。
セッション開始時の路面温度は28度、ピット内の気温は18度。3周目には20秒台にペースを上げたケンタは翌周自己ベストを上回る19秒995を記録し、前周に仲城が記録した19秒286に次ぐ2番手につけた。
その後何度かピットでセットアップを変更し、残り13分程のタイミングで新品のリアタイアを装着してタイム更新を狙ったが、セットアップの変更がマッチしなかったようでタイム更新を更新はならなかった。仲城もケンタ同様タイムを更新することはできなかったが、最終周にケンタのタイムを100分の3秒上回って2番手に浮上したのはランキングトップの徳留だった!
フロントローを獲得したのは4ストロークの仲城・ケンタと2ストロークの徳留。明日はまずは徳留の前でフィニッシュすることがチャンピオン獲得の最低条件だ。




◆◆◆◆JSB1000◆◆◆◆(13:05~3セッション)
事前テスト無しで臨んだ最終戦では、ここ数戦問題となってきた、タイヤのグリップを生かすセットアップを念頭に作業を進めた。金曜の練習ではトップタイムを記録することができ、その課題はある程度解消されてきていたが、セットアップを進めながら予選セッションをこなしていくしかない。
Q1開始時の路面温度は31度、ピット内の気温は20度であった。2周目に早くも7秒228を記録してトップに立った秋吉は翌周には金曜のタイムを上回る7秒108にタイムを縮めた。翌周メインストレートで転倒車両が発生したためセッションは中断された。
再開後秋吉が度々ピットに戻って調整を繰り返している間にも秋吉の記録を上回る選手は現れなかった。再開後まもなく中須賀が7秒617を記録して2番手となってからは、好ペースで周回を重ねた加賀山が終盤に7秒482を記録して2番手となり、ランキング2位の高橋が7秒870で4番手となった。
今大会は2レースおこなわれ、RACE1の決勝グリッドはこのセッションの記録順となる。
この頃にタイヤにマーキングを受けておかなければQ3で使用するには間に合わないため、Q3では違う種類のフロントタイヤを試すことに決めた。Q1で使用したタイヤをそのまま装着してQ2に臨んだ秋吉は、4周目に7秒937を記録してトップに立った。しかしすぐにQ1でも好タイムを記録していた加賀山が7秒602を記録してトップに立ち、秋吉は翌周も全く同じタイムを記録したが、加賀山も7秒619を記録しており予断を許さない展開となった。
RACE2のグリッドを決めるQ3の開始時点には路面温度は27度と若干下がり、ピット内の気温は21度であった。2周目に7秒078を記録してトップに立った秋吉が翌周には6秒932を記録しトップを守ったが、ここでも加賀山が6秒720を記録してトップを奪い返した。秋吉も翌周6秒730を記録したが100分の1秒及ばず。結局このままの順位でRACE2に臨むこととなった。Q3では違う種類のタイヤを試したこともあり両レースのポールポジション獲得はならなかったが、明日は路面状況次第でどちらのタイヤにもマシンのセットアップを合わせられることが確認できた。

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